ミャンマーと学術交流 愛媛大・パテイン大協定
グローバル化を進めようと愛媛大は16日、ミャンマーの国立総合大学パテイン大と学術交流協定を結んだ。愛媛大大学院連合農学研究科などで意欲ある留学生を受け入れ、両国の懸け橋となる人材育成を目指す。愛媛大とミャンマーの大学の学術協定は初めて。
愛媛大によると、パテイン大には、ミャンマーの総合大としては珍しい農学・海洋学研究科があり、愛媛大が蓄積してきた両部門での知見が両大の交流に生かせるという。
松山市道後樋又の愛媛大本部での締結式で、大橋裕一学長は、県内企業のミャンマーでの事業展開や大学による人的交流が期待されている背景に触れ「優秀な留学生を受け入れてあらゆる分野で共同研究を行い、愛媛とミャンマーの交流進展に寄与したい」とあいさつ。パテイン大のニュン・フェイ学長は「農業や水産関係の研究は国のためになると考えている。多くの学生を留学させ、両大学の将来のために力を合わせたい」と述べた。